
ナンヨウハギの巻 ファインディングニモの「ドリー」
前回、カクレクマノミとイソギンチャクについて話しましたが、今回は、ファィンティングニモに出てくるナンヨウハギ(ドリー)のお話をしたいと思います。
ナンヨウハギとカクレクマノミとは同じ生息域で暮らしています。
幼魚は枝サンゴなどを棲みかにして群れていることが多く、成魚は、ごく浅い明るいサンゴ礁のハナヤサイサンゴなどに群れています。
青地の体に特徴ある黒い模様が入り、多種と間違えることはありません。尾ビレが黄色くて目立つほか、胸ビレも黄色がかっています。
ナンヨウハギは、英語で「サージャンフィッシュ」と呼ばれています。つまり外科医(サージャン)の魚という意味です。なぜそう呼ばれるかというと、尾ビレのつけ根に鋭いトゲをもっているからで、これを外科医が手術の際使うメスに見立てての英名なのです。ただしこのトゲの形や大きさなどは、種類によってさまざまです。
ナンヨウハギは、比較的潮通しの良いサンゴ礁の外縁などに生息し、数尾の群れで行動しながら、藻類なども食べますが、基本的には動物性プランクトンを餌としています。
水族館では、餌としてレタスをあげるそうです。レタスは、みずみずしくナンヨウハギには人気の餌のようです。水槽にレタスを沈めるといきおいよく寄ってきて先を争うように食べ始めます。レタスを一生懸命食べている不思議なナンヨウハギの姿を見かけたら、是非観察してみてください。
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